人との出会いが、人を創る。朱に交われば赤くなるは本当だなあと思っていて。大学院にいる素敵な人たちが、私の心理屋としての人格形成にもたらす恵み。感謝しかありません。いつもありがとうございます。

A教授。機知に富んだ教唆はくれるが、具体的な指示はくれない。自分の頭で考えて持ってきなさいというスタンス。表向きは厳しく、その実は生徒想い。この指導の尊さは、心理職として社会に出た時、更にわかるはず。

B教授。大局観で動く。自分の弱さを受け入れ、迷いを迷いとして抱え続ける強さがある。情緒的表現に包まれた論理性が独特、もはやアート。

C教授。経験に裏付けられた揺るぎない理論と、いつでもその枠組みを壊す姿勢を持ち合わせている。大先生なのに、すごく謙虚。仏のよう。

D教授。誰に対してもリスペクトを忘れない、あたたかみ溢れる心理カウンセラー。女性らしさを上手につかう。母性なのかもしれない。叩き上げ感と雑草魂に、私は一方的に共感している。

博士課程のEさん。「私は今こう感じました」と口に出して表明できる人。エネルギッシュで外向きだが攻撃性を感じない。爽やかな力強さ。


cocoro no cacari|大塚紀廣

1976年千葉県生まれ。大学卒業後、第二新卒で(株)リクルートに入社、国内旅行情報じゃらんを担当した。その後同グループであった(株)ゆこゆこへ籍を移し、人事部で人材採用、社員研修の企画運営、ストレスチェック実行者等を担当した。40歳で退社し、臨床心理学大学院へ進学。修了後は東京大学医学部付属病院老年病科、都内のメンタルクリニック等で心理士業務に就き、現在に至る。専門は高齢者臨床と産業心理。趣味はロードバイク、サッカー、ジェフ千葉、漫画、温泉など。