2023.9.xx
小さき者が大なる者に勝つには戦略が必要だ。地力に勝る相手に正面から挑んでも跳ね返されるだけである。

男子バスケ日本代表トム・ホーバスHCは、世界に勝つためのテーマとして、🏀しつこいディフェンス🏀スピード🏀3ポイントシュートを掲げた。

何よりディフェンスから入るのがいい。守り切れば負けないチームになるし、攻め疲れによる相手のミスはこちらの得点にも繋がる。

スピードはフィジカルのアジリティのみならず、プレイや試合展開などの状況判断をも含む。相手以上に動かすのは身体だけではない。

勝つための武器は3ポイントシュート、成功率40%を目指すという。はっきり言って博打である。3ポイントは遠距離ショットゆえ、当然、成功率が低い。それを高確率で入れろという。無理難題だ。しかしここに勝機がある。

常識では考えない策だから可能性が出てくるのである。失敗するリスクは高い、けど、座して死を待つより出て活路を見出さん、といったところだ。あとはどれだけ準備できるか、どれだけ自分達を信じられるかにかかってくる。

ビジネス、心理臨床、人生、全て同じだなと思いながら、フィンランド戦の勝利に浸っていた。リスクを背負って勝ちを取りにいくぞ。あきらめたらそこで試合終了ですよ。



カテゴリー: 日乃心記

cocoro no cacari|大塚紀廣

1976年千葉県生まれ。大学卒業後、第二新卒で(株)リクルートに入社、国内旅行情報じゃらんを担当した。その後同グループであった(株)ゆこゆこへ籍を移し、人事部で人材採用、社員研修の企画運営、ストレスチェック実行者等を担当した。40歳で退社し、臨床心理学大学院へ進学。修了後は東京大学医学部付属病院老年病科、都内のメンタルクリニック等で心理士業務に就き、現在に至る。専門は高齢者臨床と産業心理。趣味はロードバイク、サッカー、ジェフ千葉、漫画、温泉など。

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