看護専門学校で発達心理学の講義を全15回担当してきました。

https://note.com/embed/notes/nab02c06dc957

生徒さんの3年間のカリキュラムを知ったり、国試の過去問を調べていくうちに、看護師の職業範囲が見えてきて、他職種理解が深まりました。心理士として、これまで以上に連携しやすくなった心境です。

今回の話をもらってから、すでに講師業をしている仲間に相談した際に「教壇に立つのって、自分が勉強するからいいですよね」と言われたのがこころに残っていて、いや本当にそうで、おそらく生徒の誰よりも私が一番に発達心理学を勉強したと思います笑。

意外と発達心理学を知らなかったんだなと思い知りました。フロイト、ピアジェ、エリクソンは当然おさえてましたが、ハヴィガーストやペックはノーマークでした。発達段階ごとに最近の社会時事なども交えて解説し、古典と現代をリンクさせる作業が面白かったです。

学問って、現代に活かすことが大事です。古典を古典のまま学習したって、個人の知識値は増えるけど、学問としての発展ってないじゃないですか。自己満足で終わらせず、各人が今の生活やこの先の人生に役立ててこそ、古典の存在価値があるのだと思います。

発達心理学の講義やセミナー依頼などありましたらご連絡ください。引き受けさせていただきますので笑。


cocoro no cacari|大塚紀廣

1976年千葉県生まれ。大学卒業後、第二新卒で(株)リクルートに入社、国内旅行情報じゃらんを担当した。その後同グループであった(株)ゆこゆこへ籍を移し、人事部で人材採用、社員研修の企画運営、ストレスチェック実行者等を担当した。40歳で退社し、臨床心理学大学院へ進学。修了後は東京大学医学部付属病院老年病科、都内のメンタルクリニック等で心理士業務に就き、現在に至る。専門は高齢者臨床と産業心理。趣味はロードバイク、サッカー、ジェフ千葉、漫画、温泉など。