昔からイグアナが好きなんです。高校生の頃に通ってた整骨院で飼われてて、施術中に院長が患者さんの肩に乗せてきたりするんですが全然嫌じゃなくて。何食うのかとか、紫外線を当てるための照明で電気代がかかるとか、散歩するのかとか、いろいろ聞いて、俺も飼いたいなとすら思いました(母親にさらっと相談したら即却下されました)。犬より猫より、亀より蛇より、イグアナ派です。豪州で野生を見たときは感動したな。

誰かに「心理好きな人、爬虫類好きよね」と言われ、そうかも、と思ったことがあります。先ほどChatGPTに “心理士がイグアナ好きな理由は” と聞いた回答がこちらです。一理あるかも。

1. イグアナの平穏さ

イグアナは穏やかで静かな性格を持つことが多く、動きも緩やかです。このような生態や姿勢は、日々さまざまなクライエントの心理的な課題に向き合う心理士にとって癒しとなり、落ち着きを感じさせてくれることがあるでしょう。

2. 共感と距離感

イグアナは独立心が強い性格で、人にべったり甘えるタイプのペットではありません。この距離感が心理士にとって心地よいと感じられる場合もあるでしょう。程よい距離を保ちつつも存在感を感じられるため、安心できる関係を築きやすいのかもしれません。

3. 個性的な存在

イグアナは見た目が独特で、どこか異質な存在として見られることが多いです。心理士は多様性や個性を尊重し、さまざまなバックグラウンドを持つ人々に理解を示す職業であるため、イグアナのように「他とは違う存在」でありながらどっしりと構えている姿勢に魅力を感じていることもあるでしょう。

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無表情なので心情を読めない奥深さがあり、どっしりと独立してくれているので読む必要がない安心感と心地よさはありますね。あとは肌質のザラザラ感がゾゾゾっとするのがいい。恐竜みたいなフォルムが格好いいし。

飼育を一度妻に相談したときの反応はNOでした。子ども達が独立して自分の書斎ができて迎え入れる覚悟ができたら、再提案するかもしれません。


cocoro no cacari|大塚紀廣

1976年千葉県生まれ。大学卒業後、第二新卒で(株)リクルートに入社、国内旅行情報じゃらんを担当した。その後同グループであった(株)ゆこゆこへ籍を移し、人事部で人材採用、社員研修の企画運営、ストレスチェック実行者等を担当した。40歳で退社し、臨床心理学大学院へ進学。修了後は東京大学医学部付属病院老年病科、都内のメンタルクリニック等で心理士業務に就き、現在に至る。専門は高齢者臨床と産業心理。趣味はロードバイク、サッカー、ジェフ千葉、漫画、温泉など。