怒りで激情すると身体が震えだすのはなぜですか?と質問され、神経系の活性だよな…と思いつつも、自分の回答に確信が持てなかったので、ChatGPTに聞いてみました。

この現象の主な原因は、自律神経系とホルモンの働きによるものと考えられています。

●交感神経の活性化
怒りで激情すると、自律神経の交感神経が活発になります。交感神経は「戦うか逃げるか(fight or flight)」の反応を引き起こし、身体を戦闘態勢にします。これにより以下の変化が起こります。

心拍数や血圧の上昇 → 血流が増加し、筋肉が緊張する

呼吸が速くなる → 酸素供給が増え、身体がすぐ動ける状態になる

筋肉の震え → 過剰なエネルギーと神経の興奮が制御しきれず、震えとして現れる

●アドレナリンとノルアドレナリンの分泌
怒りで激情すると、副腎からアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。これらのホルモンは交感神経をさらに刺激し、身体を興奮状態にします。ノルアドレナリンの筋肉を収縮させる働きが震えを引き起こします。

●筋肉の過剰な緊張
怒り、緊張、恐怖などの強い感情は、全身の筋肉を無意識に緊張させます。そしてその感情がコントロールしきれないほど強いと、筋肉の制御がうまくできずに、手足や声や全身の震えとして現れることがあります。

これは、脳(特に感情を司る扁桃体と、自律神経とホルモンを司る視床下部)が筋肉に対して「動け」と「抑えろ」の信号を同時に送るために起こる現象です。脳が過剰に興奮すると、神経系が乱れ、自分の意思では制御できない震えにつながります。

●まとめ
激情や怒りで身体が震えるのは、交感神経の興奮・ホルモン分泌・筋肉の緊張が主な原因です。これは「戦うか逃げるか」の生存本能が働く結果であり、身体が極限状態に備える自然な反応なのです。自分にだけ異常な現象が起きているのではなく、自然なものだと認識しましょう。

一方で、もし震えが頻繁に起こる場合や、生活に支障が出ている場合などは、対処療法では深呼吸や漸進的筋弛緩法、根本療法ではストレスコーピングや呼吸法などのリラクセーション法、マインドフルネス瞑想を試してみるとよいでしょう。


cocoro no cacari|大塚紀廣

1976年千葉県生まれ。大学卒業後、第二新卒で(株)リクルートに入社、国内旅行情報じゃらんを担当した。その後同グループであった(株)ゆこゆこへ籍を移し、人事部で人材採用、社員研修の企画運営、ストレスチェック実行者等を担当した。40歳で退社し、臨床心理学大学院へ進学。修了後は東京大学医学部付属病院老年病科、都内のメンタルクリニック等で心理士業務に就き、現在に至る。専門は高齢者臨床と産業心理。趣味はロードバイク、サッカー、ジェフ千葉、漫画、温泉など。