題名がR-1ヨーグルトのキャッチコピーみたいですね。気温が下がり日照時間が短くなる外的環境の変化に、身体や体内ホルモンが頑張って対応しようとする、つまり負担がかかると、その疲労に連動するようにメンタルが低下することがあります。冬はやっぱり弱るのです。

季節性精神病の代表格は「冬季うつ病」でしょう。北海道深川市ホームページの記事がとてもわかりやすかったので、以下参考にさせていただきました。

冬季うつ病は、季節の変化によって引き起こされるうつ病の一種です。秋から冬にかけて発症し、春や夏にかけて症状が軽くなっていく特徴があり、時間の経過により回復していくため、自覚がない場合もあります。発症率は男性に比べると、女性が2~4倍高く、20代に多い傾向があります。

冬季うつ病の特徴は、一般的なうつ病よりも過食や過眠の症状が強く出ます。また、甘いものが無性に食べたくなったり、日中から夕方にかけての強い眠気、朝起きるのがつらい、などの変化が現れます。強い疲労感による意欲の低下、過食や運動不足による体重増加のほか、無気力やイライラ等の症状が出る場合もあります。また、一般的なうつ病と同様に、焦燥感や不安感、気分の落ち込みなど、抑うつ状態になる場合もあります。

予防策としてできることもあります。①まずはそういう病気があること、どのようなメカニズムで発生しうるか、知識武装しておきましょう。もしこの時期に心当たりのないメンタルダウンが生じた場合に、冬季うつ病かもと原因推測できるか否かで安心感が違います。②できるだけ屋外で日光浴するように心掛け、外に出られない日でもカーテンを開けたり、電気をつけたりして部屋を明るくしましょう。③散歩などの簡単な運動習慣や趣味を持ち、ストレスを発散しましょう。④ホルモンバランスを整えるのに役立つアミノ酸豊富な大豆製品や乳製品などを積極的に取り入れ、バランスの良い食事を心掛けましょう。

冬季うつ病に限らずですが、こころの健康度はなるべく常に上げておきたいですね。こころと身体は繋がっているので、身体にアプローチするのはいいですよね、散歩、筋トレ、ヨガとか。サードプレイスを持って、日常生活の中で気を抜ける時間を意図的につくることも必要でしょう。あとは想いや気持ちを吐き出すこと。カウンセリングがお役に立てると思います。


cocoro no cacari|大塚紀廣

1976年千葉県生まれ。大学卒業後、第二新卒で(株)リクルートに入社、国内旅行情報じゃらんを担当した。その後同グループであった(株)ゆこゆこへ籍を移し、人事部で人材採用、社員研修の企画運営、ストレスチェック実行者等を担当した。40歳で退社し、臨床心理学大学院へ進学。修了後は東京大学医学部付属病院老年病科、都内のメンタルクリニック等で心理士業務に就き、現在に至る。専門は高齢者臨床と産業心理。趣味はロードバイク、サッカー、ジェフ千葉、漫画、温泉など。

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA