私が臨床場面でよく用いるリラクセーション技法は「丹田呼吸法」「漸進的筋弛緩法」(過去記事もご参照ください)「自律訓練法」です。最近ここに「ツボ押しタッピング」が加わりました。

https://note.com/embed/notes/n255f6b511d77

ツボは全身に張り巡らされた神経が重なり合う場所です。神経は内臓など全身の様々な部位とつながっています。身体に不調があると、特定のツボに痛み、硬さ、冷え、赤み等が現れることがあります。身体やこころが疲れていることを知らせてくれるのです。不調のサインに気づいたら、ツボをゆっくりと押したり、タッピングしてみましょう。ツボに適度な刺激を与えると症状が和らぎ、そのツボに関連する内臓にも作用して、体調改善に役立ちます。(鍼灸サロンCALISTA

ツボ押しタッピングは、気持ちをリフレッシュしたり、沸き起こった不安を緩和させる効果が見込めます。ボディ・コネクト・セラピーの講習会で教えてもらい、実践を重ねながら、一定の効果を感じています。絶対的な禁忌はなく、他のリラクセーション法と同様に副作用が少ないため、多くの方が使える方法です。

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ツボを押したり、揉んだり、タッピングするだけでもいいですが、アフォーメーション(自己暗示の言葉)を呟きながら行えると、更なる効果が期待できます。【ネガティブな感情】【ポジティブな事実】の部分には、”今この瞬間”のあなたの気持ちや事実を言葉にして当てはめます。

ツボの位置はおおまかで結構です。6箇所を写真と共にご紹介します。

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https://cs.sonylife.co.jp/lpv/pcms/sca/ct/special/topic/index1705a.html?lpk=
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もうひとつおまけです。以下の2つのツボは、気持ちをリセットして切り替える際に、さすったり押したりするといいと言われています。不安症に悩む方に教唆したところ「私これ自然にやってます」と言われました。無意識にされてたとのこと、やはり効果があるツボなのでしょう。

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リラクセーション法は、ストレスコーピングの一手となります。習得して生活の中に取り込んでもらえるといいでしょう。ちなみに私は丹田呼吸法は朝の通勤電車で実践してます。慣れると何処でも行える勝手の良さがいいですね。

https://note.com/embed/notes/nffb8ac64ce1d


cocoro no cacari|大塚紀廣

1976年千葉県生まれ。大学卒業後、第二新卒で(株)リクルートに入社、国内旅行情報じゃらんを担当した。その後同グループであった(株)ゆこゆこへ籍を移し、人事部で人材採用、社員研修の企画運営、ストレスチェック実行者等を担当した。40歳で退社し、臨床心理学大学院へ進学。修了後は東京大学医学部付属病院老年病科、都内のメンタルクリニック等で心理士業務に就き、現在に至る。専門は高齢者臨床と産業心理。趣味はロードバイク、サッカー、ジェフ千葉、漫画、温泉など。