「思うばかりで行動に移せない」この悩みを解決してくれるイフゼンプラン二ンングをご存知でしょうか。最強テクニックです。

「(if)もしXが起きたら、(then)行動Yをとる」と、前もって決めてノートに書いておくことで、行動を促す手法です。

画像
イフゼンプランニング

このマイルールを繰り返し目にすることで、脳はそこに書かれた仕組みに従うようになります。NLP理論に沿った手法です。

また、認知行動療法の観点からも有効性が窺えます。ネガティブな自動思考やそれに伴う負の感情を無視して、決められた行動を行うことで、結果的に認知や気分の変容を促すことが期待できます。

画像
認知行動モデル

以前に、私の息子が3針縫う裂傷を負って血を垂らしながら自宅に帰ってきた時、私は気が動転して、瞬時に冷静な対処をとることができませんでした。ひとつ例を出すなら、病院へ連れていく手法を、カーシェアにしました。タクシーの方が安上がりだったし、最短時間が取れたはずです。「(if)もし緊急時の場合は、(then)タクシーを手配する」とセットしました。配車アプリもスマホにインストール済です。

https://note.com/embed/notes/n8f592fa1f66a

さあ、みなさんも試してみましょう。欲求とは関係なく、条件反射の如く自動的に行動を起こすことができる体質に変わります。ここで得られる手応えや小さな成功体験が、自己効力感や自己受容感をも高めてくるはずです。

習慣化させるたには3週間が必要です。頑張って継続してみましょう。


cocoro no cacari|大塚紀廣

1976年千葉県生まれ。大学卒業後、第二新卒で(株)リクルートに入社、国内旅行情報じゃらんを担当した。その後同グループであった(株)ゆこゆこへ籍を移し、人事部で人材採用、社員研修の企画運営、ストレスチェック実行者等を担当した。40歳で退社し、臨床心理学大学院へ進学。修了後は東京大学医学部付属病院老年病科、都内のメンタルクリニック等で心理士業務に就き、現在に至る。専門は高齢者臨床と産業心理。趣味はロードバイク、サッカー、ジェフ千葉、漫画、温泉など。