誕生日、クリスマス、お祝いの席、節目の場など、プレゼントを贈り贈られる機会って結構ありますよね。プレゼントには贈る人のこころがつまっているものです。「それいけ×ココロジー 真実のココロ」(青春出版社)に掲載されている、心理ゲームを紹介します。それでは、参りましょう。

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①あなたは、プレゼントを買うために、街へ出かけます。家から街へ着くまでは、どんな道のりですか。

②街に着き、あなたは人形を買うことにしました。あなたが手にした人形を見て「それが欲しい!」と言ってる人がいます。それは何歳くらいの人ですか。

③相手にプレゼントをあげようと、あなたはタクシーに乗ろうとします。手を挙げると、そのタクシーは乗車拒否をしました。去っていくタクシーにひと言、言ってください。

どうぞ、想像してみてください。




いかがでしょう?



それでは解答(解釈)編です。

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プレゼントはいわばあなたのこころ。この心理ゲームでプレゼントが語ってくれるのは、「あなたの愛と青春」です。

①家から街へ着くまでの道のり→「あなたの青春時代」
②人形を欲しがっている人の年齢→「あなたの精神年齢」
③乗車拒否したタクシーにひと言→「恋人に振られた時に言う言葉」

①家から街へ着くまでの道のりには、あなたの今までの人生が投影されています。プレゼントを買いに行くというワクワクした道のりには、青春時代の楽しい気持ちと不安定な気持ちが表されています。

②他者にプレゼントしようとする人形は、あなた自身を表しています。それを欲しがる人を想定することで、一歩引いた客観的な目でみた自分が見えてきます。ここでわかるのは、あなたの精神年齢です。

③乗車拒否したタクシーへひと言はいわば捨て台詞。ストレートに、振られた時に言う言葉と解釈してください。

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当たるも八卦当たらぬも八卦。信じるか信じないかはあなた次第。ゲームですのであしからず。


cocoro no cacari|大塚紀廣

1976年千葉県生まれ。大学卒業後、第二新卒で(株)リクルートに入社、国内旅行情報じゃらんを担当した。その後同グループであった(株)ゆこゆこへ籍を移し、人事部で人材採用、社員研修の企画運営、ストレスチェック実行者等を担当した。40歳で退社し、臨床心理学大学院へ進学。修了後は東京大学医学部付属病院老年病科、都内のメンタルクリニック等で心理士業務に就き、現在に至る。専門は高齢者臨床と産業心理。趣味はロードバイク、サッカー、ジェフ千葉、漫画、温泉など。