宣材写真を撮ろうと思いました。6年前の写真では近影と呼べないですね。
オンライン心理カウンセリングルームを開業するにあたり、本名と素性を晒すことにしました。専門資格保有者として、実業家として、みなし公人になる道を選びました。このnoteもそうですし、各所で既に名称変更をしております。エゴサするとネット上に自分の名前と顔が露出しています。数週間たって、少しこの環境に慣れてきました。
まあ別に匿名と覆面のまま開業したっていいのです。ただ、自分が利用者の立場なら、この透明性がないと指名できないな、と感じたからそうするだけの話です。
多くのセラピストがハンドルネームで活動するには理由があります。セラピストが素性を出すとカウンセリングの神秘性が奪われるデメリットが生じるからです。
私は、心理カウンセリングは、どこか現実社会と切り離されている感があったほうがいいと考えます。カウンセリングは精神世界の話、自身の内情暴露、こころの封印を溶くような時間です。セラピストの現実社会の肩書きが見えると、どっぷりとその世界感に没入できない気がします。カウンセリング場面では、セラピストは基本的には自己の経歴などは話しません。クライエントが聞いてきても「そういったことが気になっているんですね」と返すことを教育されてきました。履歴書情報は邪魔になることがあるのです。
ただ、本当に力のあるセラピストであれば、入口に貼られたレッテルお構いなしに、クライエントを精神世界に案内できます。先輩が行う臨床場面でそうした瞬間を幾度も見てきました。己の力量を上げることで、このデメリットはある程度払拭できることを、私は知っています。
病院やカウンセリング施設で行う心理カウンセリングなら、セラピストは覆面のままでいいでしょう。「この場で話してもいい」という心理的安全性は、病院や施設という枠で担保されるからです。ただ、開業となると、まず最初にクライエントに私を選んでもらわねばなりません。「自分とこのセラピストは合うのだろうか」「この人は私の悩みを解決する支援者になり得るだろうか」。私の個人情報はその判断材料としてクライエントの福利につながるでしょう。
匿名性は不可逆的なので、一度崩すともう引き返せません。開業という機会に際し、自分/他者/社会の関係性で考えたときに、素性を晒す覚悟ができました。これでやっていきます。
改めまして、みなさん、こんにちは、cocoro no cacari|大塚紀廣です。引き続きこちらのnoteで、ご興味があればオンライン心理カウンセリングでもお会いしましょう。お役に立てれば幸いです。お待ちしています。
公認心理師|臨床心理士|心理カウンセラー – 大塚紀廣(がっつ/ガッツ) | MOSH (モッシュ)公認心理師|臨床心理士|心理カウンセラー | はじめまして。ご興味を持って頂きありがとうございます。【職場での対人関係やスmosh.jp
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